2006年6月、GPレース開催中のムジェロサーキットのパドックで発表されたこの市販レーサーとも言えるスペックのレーサーレプリカは、ドゥカティーファンにとってまさに夢のマシン!
レーサーと同じ989ccの水冷4バルブL型4気筒エンジンを搭載し、バルブ(チタン製)駆動方式には伝統のデスモドロミック機構にカムギアトレインを組み合わせる方式を採用。最高出力は200ps以上を発揮する仕様となっていて、そのスーパーぶりを窺わせます。
足回りも超一級で、フロントにはオイルタンク別体式のOHLINS(オーリンズ)製特注フロントフォーク、BREMBO(ブレンボ)のキャリパーを装備し、リアにはアルミボックスタイプの極太スイングアームと、その内側で動作が収まるサスペンションシステムを採用。ホイールは前後MARCHESINI(マルケジーニ)のマグネシウムという豪華仕様となっています。
また独特なのが、高く跳ね上がったテールカウルの上から排気口が覗く上方排気を採用していること。サイドから見ると、サイレンサーが全く見えないこの構造は他に類を見ません。
カラーリングは、モノトーンのレッドとカウルサイドに幅広のホワイトストライプが入ったツートーンの2色。
このDesmosedici RR、日本への導入は12月(2007年)からの予定で価格は866.25万となっていますが、価格はともかく、日本への導入時に各仕様がディチューンされていないことを祈るばかりですね。